長く止めていたエアコンは、つける前に3か所を見る
客間や子ども部屋、来客のときしか使わない部屋のエアコンは、1年近くリモコンに触れていないことも珍しくありません。
冷え込んだ朝、ふと思い出して暖房のボタンを押す。
そのまま動くことが多いのですが、長く止まっていた機械には、毎日使っている部屋のエアコンでは起きにくいことが積もっています。
ほこりは止まっている間もたまり続けますし、使わない部屋は換気の回数も減ります。
屋外側は、室外機の前に物が置かれていたり、排水ホースの先に虫が入り込んでいたりすることがあります。
そこで、スイッチを入れる前に見ておきたいのが次の3か所です。
- 電源プラグとコンセント
- 吹き出し口の奥
- 室外機のまわりと排水ホースの先
どれも道具はいりません。
乾いた布とスマートフォンのライトがあれば、15分ほどで回れます。
順番に書いていきます。
1点目 電源プラグとコンセントのほこり
エアコンのコンセントは壁の高い位置にあり、家具の陰になっていることもあって、掃除の手が届きにくい場所です。
長く差しっぱなしのプラグには、刃の根元にほこりが積もります。
このほこりが湿気を吸うと、刃と刃の間に電気が流れて熱を持ち、発火することがあります。
トラッキングと呼ばれる現象で、プラグを差したまま放置される家電ほど起きやすくなります。
冬は結露が出やすいので、暖房を入れる時期こそ気にかけておきたいところです。
見るときは、リモコンで運転を止めた状態でプラグを抜き、乾いた布で刃と根元を拭きます。
濡れた布は使いません。
抜いたついでに、プラグとコンセントに焦げ跡や変色、溶けたような変形がないかも見ておきます。
そうした跡があれば、差し直さずにそのままにしておくほうが安全です。
リモコンも一緒に見ておきます。
1年近く電池を入れたままだと、液漏れしていることがあります。
電池ボックスの金具に白い粉や錆が出ていれば、拭き取ってから新しい電池に替えます。
2点目 吹き出し口の奥をライトで照らす
次に室内機の前面パネルを開けて、フィルターを外します。
ほこりが一面に張りついていれば、掃除機で吸ってから水洗いし、陰干しで乾かしてから戻します。
乾ききらないうちに戻すと、湿ったまま暖房の風を通すことになります。
フィルターの奥より見ておきたいのが、風が出てくる吹き出し口です。
ルーバー(風向きを変える羽根)は手で無理に動かすと壊れることがあるので、閉じたままでも構いません。
すき間からスマートフォンのライトを当てて、奥にある筒状の送風ファンを照らします。
羽根に黒い点がぽつぽつと並んでいたら、カビが育っています。
使っていない部屋でも、前のシーズンに冷房を使ったときの湿気が残っていれば、止めている間に広がっていきます。
暖房をつけると、この黒い点のあたりを通った風が、そのまま部屋に流れます。
ここで1枚、写真を撮っておいてください。
ライトを当てたまま、ファンの羽根が写る角度で撮ります。
黒い点が見えなければ、そのまま次へ進んで構いません。
見えた場合は、この写真が洗うかどうかを決めるときの材料になります。
3点目 室外機のまわりと排水ホースの先
最後は屋外です。
空き部屋のエアコンの室外機は、ベランダの隅や家の裏手にあることが多く、気づかないうちに物置き場になっていることがあります。
まず、室外機の前と横に物がないかを見ます。
段ボールや植木鉢、自転車のカバーなどが吹き出し口をふさいでいると、暖房の効きが落ちます。
暖房運転では室外機が外の空気から熱を集めているので、空気の通り道がふさがっていると、そのぶん部屋が暖まりにくくなります。
落ち葉が裏側の金属のフィンにはりついていれば、手で取れる範囲で取っておきます。
もう一つ、暖房では室外機の下から水が出ます。
外の空気が冷たいと、室外機の表面に霜がつき、それを溶かす運転のときに水が落ちるためです。
ベランダに置いているなら、下に物を置いていないか、水が流れる先がふさがっていないかを見ておきます。
排水ホースの先も覗いておきます。
室内機から出る結露水を外に流すホースで、暖房のときは室内機側からほとんど水が出ませんが、先端が土に埋まっていたり、泥や虫で詰まっていたりすると、次に冷房を使うときに室内へ水があふれることがあります。
冬のうちに見ておけば、夏の前に慌てずに済みます。
最初の運転は部屋にいるあいだに
3か所を見終えたら、暖房をつけます。
久しぶりの1回目は、タイマーで部屋を暖めておくのではなく、その部屋にいられる時間に動かします。
つけてから数分は、温風が出てこないことがあります。
熱交換器が温まるまで送風を止める機種が多いので、すぐに故障を疑わなくて大丈夫です。
その間に、次の3つを見ておきます。
- 運転ランプが点滅していないか
- ガタガタ、カラカラといった音が続いていないか
- 焦げたようなにおいが、時間がたっても消えないか
ランプの点滅は、エアコンが自分で異常を見つけたときの合図であることが多く、点滅の回数で原因が分かる機種もあります。
室内機の側面などに貼ってある型番を控えて、取扱説明書かメーカーの案内で照らし合わせます。
どれかに当てはまったら、運転を止めてプラグを抜きます。
問題なく温風が出たら、しばらく運転したあとにプラグのあたりに手を近づけて、熱を持っていないかも確かめておきます。
この最初の1回を部屋にいるあいだに済ませておけば、来客の前日に慌てることも減るかと思います。
葛飾ハウスクリーニングで洗う場合の金額と、現地確認になる条件
吹き出し口の奥に黒い点が見えたときは、フィルター掃除では届かない場所なので、分解洗浄の対象になります。
葛飾ハウスクリーニングでは、壁掛けのお掃除機能なしが12,000円、お掃除機能つきが22,000円です。
リビングと客間のように、同じ住所で同じ日に2台目を洗う場合は、2台目以降が9,000円になります。
料金の目安を出す診断では、その設備をどのくらいの期間使っているかをうかがっています。
選択肢は「3年以内、または前回の清掃から3年以内」「3〜10年」「10年以上、または水垢・黒ずみが固まっている」の3つです。
3〜10年までは、汚れの量で作業時間は前後しますが、金額は料金表のままです。
10年以上たっているもの、または黒ずみが固まっているものは、薬剤と手数が変わることがあるため、目安額は出さずに現地で確認してからお出しします。
空き部屋のエアコンは、設置からの年数は長くても動かした時間は短い、ということがよくあります。
どちらに当てはまるか迷ったら、先ほど撮った吹き出し口の写真と型番を一緒に送っていただければ、それを見て判断します。
今日やることは2つです。
運転を止めてプラグを抜き、乾いた布で拭く。
そして吹き出し口の奥にライトを当てて、1枚撮っておく。
暖房をつけるのは、そのあとでも遅くありません。
この記事に関するよくあるご質問
- 長く使っていなかったエアコンで暖房をつける前に、何を見ればいいですか
- 電源プラグとコンセントのほこり、吹き出し口の奥の黒い点、室外機のまわりと排水ホースの先の3か所です。
プラグは運転を止めた状態で抜いて乾いた布で拭き、焦げ跡や変色があれば差さずにおきます。
吹き出し口の奥はスマートフォンのライトで照らして写真を撮っておくと、洗うかどうかを決めるときの材料になります。 - 暖房をつけてすぐに温風が出ないのは故障ですか
- 暖房は室内機の熱交換器が温まるまで、送風を止めたり弱めたりする機種が多く、つけてから数分は温風が出ないことがあります。
ランプが点滅している、ガタガタと大きな音が続く、焦げたにおいが消えない、といった場合は運転を止めて、取扱説明書で症状を確かめてください。 - 10年以上つけっぱなしのエアコンでも、料金表の金額で洗ってもらえますか
- 診断で「10年以上、または水垢・黒ずみが固まっている」を選ぶと、目安額は出さずに現地確認になります。
薬剤と手数が変わることがあるため、見てから金額をお出しします。
3〜10年であれば、汚れの量で作業時間は前後しますが、壁掛けのお掃除機能なしは12,000円、お掃除機能つきは22,000円です。